書道の段位取得について!取得方法や流派による違いについて

書道には【段位】と【級位】があります。

これは書道にあまり興味がない人でも何となく知っているかもしれません。

では、これらには決められた統一の基準があるわけではなく各団体や流派ごとに認定基準が設定されていることはご存知でしょうか。

書道のレベルを表している段位。

この記事では段位の取得方法や流派によってどのような違いがあるのかをご説明したいと思います。

スポンサードリンク

書道で段位を取るための方法とは?

ここでは書道で段位をとるための方法をご紹介します。

まず段位とは、あなたの書道のレベルを表したもの。

ほとんどが【10級(級位)】からのスタートです。

級位が【10級→1級】へと数が多い方から少ない方に昇級していくのに対し、段位は【初段(1段)→10段】へと数が少ない方から多い方へ昇段していくのが特徴です。

書道の段位を取得するためには、課題や試験に合格することが必要です。

そのためには、まず書道教室に通うか各団体や流派などに所属しなければなりません。

その上で各団体や流派などが実施する課題や試験に望み、昇段していきます。

そのため、書道を習って段位の取得を考えている人は、段位制度を行っている団体を探すようにしましょう。

それでは一体どんな課題や試験を受けることで昇段していくのか?

段位の基準は統一されておらず各団体が個別に設定していることから「課題や試験はこれだ!」と一概には言うことは出来ません。

技術のみで合格させるところもあれば、習字に向かう姿勢や通った年数なども考慮に含めて認定しているところもあります。

そのため、昇段の条件や難易度も様々です。

下記に試験の一例をまとめてみました。

課題や試験一例

・筆の種類:大筆・小筆

・書体の種類:楷書・行書・草書

段が上がるにつれ増えていきます。

・ジャンル:漢字及び仮名

・紙の種類:半紙が中心(半紙以外の紙も段位によってはあり)

・通う姿勢や継続年数など

パーソナリティも加味して判断。

どの団体や流派に所属しても、基本的に受験料を支払い昇段試験に望むカタチです。

料金は、数千円から1万円ほどかかります。

最後に。これは子供のケースですが、技術以外でも評価し昇段することも多いそうです。

子供にとっては字を書くことが全てではなく【集中力】などこれからの人生において必要になってくるスキルなど書道を通して身に付けることも大事なため、様々な視点から段位を認定する団体もあるそうです。

書道の流派によって段位が違う?流派と段位の関係について

各団体や流派などで段位の認定基準が設定されているのと同様に段位の基準も流派によって違っています。

ほとんどのところでは最高段位は【10段】です。

ただ7段や8段が最高段位のところもあれば10段のさらに上に【師範】を設けているところもあります。

またその逆もしかりで例えば8段を師範と決めている流派などもあります。

そして書道教室によっては、子どもと大人を分けて段位を認定しているところも多く存在します。

1つの目標として書道の最高位を目指すのであれば、最高位は各流派によって必ず決まっているはずなので、あらかじめ確認の上自身のスキルを磨くようにしましょう。

どの団体が1番いいの?

結論から言うとどの書道団体の団体が一番というのはありません。

現在、たくさんの書道団体がありそれぞれで段位について認定基準を設定していますが、「この団体が一番!!」というものは正直に言ってありません。

そのため、あなた自身が興味をもち「通ってみたい!」と思った場所でレベルアップを図っていくことが大切です。

まとめ

書道の段位をとるためには、まず書道教室に通うか各団体や流派などに所属する必要があることがお分かりいただけたかなと思います。

そして、次のステップ。

各団体や流派などが個別に実施する課題や試験に望み、設定された認定基準を満たすことで合格の上、1つずつ昇段することが出来ます。

あなた自身が興味をもち楽しく書道と向き合いレベルアップを図ることが出来そうな場所へ通うことをオススメします。

また書道には字のスキルアップだけでなく【集中力】・【精神力】・【継続力】など今後の人生において必要となる力も書道を通して身につけることが出来ると言われています。

この記事では【書道の段位】についてご説明してきました。

知っているようで意外と知らない書道の世界。

【師範】を目指して思い切って飛び込んでみるのもおもしろいかもしれませんね。

スポンサードリンク
タイトルとURLをコピーしました