女性は今の時代、ほとんどの方が仕事をしていますね。
妊娠を気に仕事をやめようと思ったときに頭に浮かぶのは、今後のことだったりするのではないでしょうか。
そこで、ハローワークに駆け込む前に妊娠と失業保険について少し勉強をしていくほうが良いかもしれません。
妊娠して退職するときに知っておきたい失業保険について簡単に説明しますね。
さらに具体的に「すぐもらえるのか」また、「もらえるなら、いつからか」についても詳しく説明していきますね。
失業保険とは
失業保険とは、様々な理由で仕事を辞めた人に対して一定期間、生活の保障をするために作られた保険です。
では失業保険にはそのような種類があるのでしょうか。
失業保険は2種類あります。
自己都合による退職
自分が希望をして辞める退職です。
妊娠による退職は、自己都合による退職になります。
自己都合による退職には一定の据え置きのような期間が設けられていますので気をつけましょう。
失業給付金最短支払開始日が3か月7日になります。
つまりその間は給付金が出ません。
会社都合による退職
会社都合による退職とは自分は辞めたくないのに、会社から辞めるように言われた場合です。
この場合は失業給付金最短支払開始日が7日後になります。
会社都合の退職で失業保険が出るのは、辞めた後の生活について早めの生活保障や準備が必要だからかもしれませんね。
妊娠して退職後の失業保険のもらえる時期は?
妊娠して退職後はすぐに失業保険はもらえません。
失業保険のもらえる期間に2つの場合分けがあることは先に話しましたが、どちらも働く意思があることが第一条件なのです。
妊娠した場合は自己都合の退職にはなりますが、すぐには働けないため特別なルールが定められています。
出産後、落ち着いてから働こうと思っている場合は、手続きが必要になります。
手続きをすることにより、出産後に失業給付金がもらえるようになります。
出産前に失業保険の延長手続き
妊娠してない場合の自己都合による退職の場合は、失業保険の受け取れる期間が1年間です。
妊娠して退職の場合は、さらに3年延長、つまり退職した日から4年間になります。
しかし注意しなくてはならないのが、必ずハローワークに行って受給期間の延長の手続きをとらなくてはなりません。
書類はインターネットからのダウンロードでは出来ないのでハローワークに行くか問い合わせをしましょう。
お問い合わせは、各地のハローワーク
また受給期間の延長の手続きをできる期間は決められているので、気をつけましょう!
・受給期間の延長手続きのできる期間
離職日の翌日~30日間は、待機期間となり申請できません。
31日目~1か月間⇒申請期間で申請できます。
仕事を辞める前に確認をしておきましょう!
出産後の手続き
失業保険の延長手続きをすませ、出産した後の失業保険の受給手続きを説明しますね。
まずは確認ですが、失業保険はあくまでも「働く意欲があるのに仕事が見つからない」というスタンスが必要です。
ですから、「出産後そろそろ仕事を」と考え始めたら、とりあえずハローワークに行きましょう。
改めて失業保険給付の手続きが必要になります。
延長手続きを受理されていれば、受給期間が4年間あるのでその間に活動を始めてくださいね。
まとめ
妊娠して退職するときの失業保険についての考え方と手続きについてお話してきました。
ポイントとして…
- 妊娠して退職しても、自己都合退職にはなりますが妊娠中は失業保険が出ません。
- 失業保険の受給期間の延長の申請が必要です。
- 出産後、受給期間の延長できた4年間の間にハローワークに行って改めて失業保険の申請をしましょう。
役所の申請期間は限られています。
念入りに期間や方法を確認して申請を忘れないよう注意をしましょう。
そうすれば、出産後にスムーズに就職活動を始められると思います。