使用後にそのままにしておくと汗や細菌でとんでもない臭いになってしまうボクシンググローブ。
裏返しにでもできれば内側も簡単に洗えますが、そういうわけにもいきません。
どうすればボクシンググローブを清潔に保ち、臭いを抑えることができるのか。
そのメンテナンス方法を解説します。
ボクシンググローブの使用後の手入れの仕方は?正しい方法について解説
早くバッグからグローブを取り出す
家に着いたらすぐに取り出すことをおすすめします。
ボクシンググローブの内部は手の細菌が移ってしまい、その細菌と汗が混ざることで独特な臭いになってしまうのです。
早く取り出さなければ、ますます細菌が増殖していきます。
グローブはできるだけ空気に触れさせておく方が清潔に保てます。
グローブをバッグに入れずに持ち運ぶことが可能であれば、そうしましょう。
グローブに付いた汗を拭く
練習後はすぐにグローブの中を拭きましょう。
最初は濡れたタオルで、グローブの中を拭いていきましょう。
濡れタオルの代わりにアルコールティッシュを使うと、除菌もできるのでおすすめですよ。
ただし、本革が傷んでしまうので、アルコールをグローブの外側には付けないように注意してください。
濡れたタオルやアルコールティッシュで拭いたら、乾いたタオルでも同じように拭きます。
そうすることで、余分な湿気を取り除くことができます。
グローブの中をきれいにする
グローブの中の湿気を拭きとったら、次に殺菌消毒をします。
殺菌消毒は自宅にあるものを使って簡単にできます。
水とお酢を同じ量混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れるだけです。
また、ティーツリーオイルを5~10滴加えると、抗菌、防カビ作用が高まります。
ティーツリーオイルは通販でも簡単に購入できますよ。
これらを使って作った溶液をグローブの中に数回スプレーするだけで殺菌消毒ができます。
刺激の強いクリーニングスプレーやファブリーズのような製品は、グローブを傷め使い心地を悪くしますので、ボクシンググローブのお手入れには適しません。
グローブの表面をきれいにする
先程紹介した水とお酢の溶液はグローブの表面のお手入れにも使用できます。
グローブの表面がミストで薄く覆われるくらいスプレーし、清潔なタオルで拭きましょう。
ボクシングほとんどのグローブは革製です。
いい状態を保つには革を滑らかに整えることが必要です。
市販の革用のコンディショナーを使ってお手入れしてください。
コンディショナーを数滴、グローブの表面に塗り、糸くずが出ない布で円を描くようにしてコンディショナーを革になじませます。
最後に清潔なタオルを使って余計な油分を拭きとってください。
ボクシンググローブの正しい乾かし方について紹介
グローブの中に残った汗や湿気に細菌が住み着きます。
表面まできれいにお手入れできたら、しっかり乾燥させましょう。
そうすることで、グローブはきれいに、清潔に保つことができます。
グローブを乾燥させる方法
・ハンガーを使う
ハンガーの両端を上向きに曲げて、グローブを左右それぞれハンガーの両端に差し込むだけです。
グローブの曲げ方はグローブの重さに合わせて調整してくださいね。
ハンガーを使用しない場合は、できるだけグローブの口を大きく開いて干すことをおすすめします。
グローブ内に湿気がこもらないように、風通しを良くすることが何よりも大切です。
換気のいい部屋、若しくは開けた窓の側で干しておきましょう。
ただし、日光に当てるとグローブが傷んでしまうことがありますので、注意してください。
・新聞紙を使う
くしゃくしゃに丸めたボール状にした数枚の新聞紙をグローブの中に詰めるだけです。
新聞紙が湿気を吸って湿っていたら、新しい新聞紙と取り換えましょう。
数時間グローブに新聞紙を詰めた状態にしておけば乾かすことができます。
・扇風機やドライヤーを使う
急いで乾かしたいときには扇風機やドライヤーに当てて乾かすことをおすすめします。
ドライヤーを使う場合、冷風にしてください。
熱風はグローブの革が硬くなり、傷んでしまいます。
より早く乾かすのであれば、ドライヤーを直接グローブの中に入れて乾かしてください。
この時、5分ごとに湿気の状態を確認してくださいね。
まとめ
ボクシンググローブのお手入れについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
練習後は疲れてしまい、お手入れをついついさぼってしまいがちかもしれません。
しかし、お手入れを怠ってしまうときれいな状態を保てず、臭いも強くなってしまいます。
練習の後は毎回しっかり湿気を取り、乾燥させるよう心がけましょう。
きっと次の練習の時にも気持ちよく使えるはずです。
せっかく手に入れた自分だけのボクシンググローブ。
愛着を持って、長く大切に使っていけるといいですね。