急にトイレがトイレットペーパーなどで詰まってしまったら、どうしますか?
毎日使うトイレなので、詰まってしまったら本当に困りますよね。
そこでトイレットペーパーのつまりを解消する薬品と使用方法を紹介していきます。
また、薬品がなかった場合はどうしたらよいのか、家にあるものでつまりを解消できないかを調べてみますね。
トイレ詰まりを解消する!薬品の使い方と選び方
めったにトイレが詰まるなんてありえないと思っていますよね。
でもあり得ないことは突然やってきます。
トイレの詰まりは業者を呼ぶしかないなんて思っているかもしれませんね。
しかし自分でやってみることもできるので、まずはチャレンジしてみましょう。
トイレットペーパーの詰りはなにが効果的なの?
トイレットペーパーが詰まってしまったとき、トイレットペーパーを溶かすものがあれば良いですよね。
手を入れて取るのも嫌だし効果的な薬品があればいいですね。
薬品と聞くと強いもののイメージがあり使い方を間違えてしまうとパイプを壊してしまったり臭いが出たりと心配になってしまいます。
しかし、ここで使うのは重曹とクエン酸です。
みなさんもその名前をどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
重曹はお掃除ではよく使われるものです。
化学物質なので、薬品の一種ですが、お饅頭を作るときには、ふくらまし粉として使われているものなのでとても安心です。
さらにクエン酸は言い換えればお酢です。
お酢となると食品でもちろん口にできるものなので安心ですね。
このアルカリ性の重曹と酸性のクエン酸が混ざることで炭酸ガスが発生し水に溶けにくくなったトイレットペーパーを溶かすことができるのです。
ちなみに、トイレットペーパーは水に完全に溶けるのでなく、短い木の繊維が水に浸すと細かく分かれるのだそうです。
似たような紙に見えますが、トイレットペーパーは水に流れても大丈夫なように作られているのです。
では実際にやってみましょう。
トイレットペーパーの詰りを解消する手順は?
用意するもの
- 重曹…カップ1/4(150g)
- クエン酸…カップ1/2(100㎖)
- お湯…便器半分くらい
重曹やクエン酸は、近くのスーパーやドラッグストアで手に入ります。
もし、家に食品用のお酢があるのなら効用が少し弱くなるようですが代用しても大丈夫です。
お湯は熱湯だと便器が壊れてしまうかもしれないので、50℃くらいがいいみたいです。
まずは事前準備をしましょう。
- 止水栓を締める
- 電源を抜く
- 便器の中の水をなるべく取る
準備が整ったら始めましょう。
① 先に重曹を便器に入れる
② 次にクエン酸を入れる…炭酸ガスが出てきているか確認
③ 少し高いところからお湯を流す
④ フタをして1時間くらいそのままにする
⑤ フタを開けて、バケツに入れたお湯を流してみて確認する
それでもダメなら、業者を呼んだ方が良いかもしれませんね。
薬品がない場合のトイレのつまりの解消方法とは?
トイレットペーパーは水に溶けるものなので、ちょっとした詰りならお湯を流すだけでも効果がある場合があります。
多めのお湯を流すだけでも水分が多いだけで分解しやすくなりますね。
もしも、重曹やクエン酸が家になくても大丈夫です。
食器洗い用の洗剤はきっとどこの家でもあると思います
。
食器洗い用の洗剤とお湯で試してみましょう。
食器洗い用の洗剤で詰りを解消できる?
食器用の洗剤とお湯でできるトイレットペーパーの詰りを解消する方法を紹介します。
用意するもの
- 食器用洗剤…100㏄
- お湯(50℃くらい)
- バケツ
用意ができたら事前準備は先ほどと同じように、止水栓を止めて、電源を抜き、便器の中の水をなるべく取って始めてくださいね。
① バケツにお湯を入れる
② 食器洗い用洗剤100㏄を便器に流す
③ お湯をゆっくり流して20分くらいそのままにする
④ 20分経ったらさらに、お湯を流してみて水位が下がっているか確認する
⑤ 正常に流れていることを確認できたら普通に流してみましょう。
きちんと流れていないのに普通にレバーを引いてまた、あふれてしまってはいけないので、必ず水位が下がっているか確認してくださいね。
まとめ
トイレの詰まりの原因は、いろいろありますが、ここではトイレットペーパーの詰りに原因を限定して解説してきました。
トイレットペーパーが詰まるということは水に溶けることができない、つまり細かく分解できなくなってしまうことなのです。
その結果、お湯などで水分を増やすことや炭酸の泡で溶かしやすくすることがトイレットペーパーの詰りを解消するには大切なことがわかりました。
このやり方は、トイレットペーパーの特徴に合わせたやり方なので、尿石などの汚れで排管が詰まってしまった場合は、また別のやり方が必要になりますので注意しましょう。
トイレが詰まった時は、急なことでびっくりしてしまいますが、まずは自分でできることをやってみて、それでもダメなら業者を呼ぶという最終手段にでましょう。