旦那さんから生活費や食費はもらっていても、その中でやりくりしなければならず、自分のために使えるお金はほとんどない。
そんな主婦の方は意外と多くいるものです。
旦那さんの稼ぎだけで生活しているのだから、お小遣いがなくても仕方がないのかも、と思ってはいても、主婦にだって欲しいものややりたいことだってありますよね。
そこで今回、夫婦のお小遣い事情やうまくやりくりしていくコツなどを解説していきます。
夫婦でのお小遣いはどれくらい?生活費や食費はお小遣いになる?
主婦にお小遣いはなくて当たり前?
専業主婦だからお小遣いがもらえなくても当たり前かと言うと、そうではありません。
専業主婦だって立派なお仕事だからです。
私も出産して仕事復帰するまで、専業主婦でしたが、主婦に休みなんてないんです。
家にいるからと言ってゆっくりしているわけではありません。
子どもが小さければなおさら、家事や育児であっという間に1日が終わってしまうのです。
2013年内閣府が専業主婦の家事・育児が年収304万円程に相当するとの調査発表をしています。
ある企業は、社員の奥さんが専業主婦の場合、家庭を支える奥さん労い、月2万を奥さんへのお小遣いとして支給しているそうです。
昔に比べれば「主婦も立派な仕事」という考えは浸透しつつあるのではないでしょうか。
それでも、生活費や食費はもらえても、お小遣いはないという主婦も多いのが現実です。
2人以上世帯の生活費全般の平均は約28万円というデータがあります。
食材や消耗品の購入、光熱費の支払い、奥さん自身の携帯代や車のローン、子どもにかかるお金を合わせれば、旦那さんからもらっている生活費なんてあっという間になくなってしまうものです。
奥さんが自由に使えるお金なんて残らないことの方が多いのです。
主婦のお小遣い制度について
専業主婦のお小遣いはいくらが妥当なのか、それは各家庭によって収入が違うので、一概にいくらとは言えません。
一般的に、世帯収入の2~3%が専業主婦のお小遣いの相場といわれているようです。
お小遣いの設定方法は、
- 夫婦同額でお小遣い制にする
- 旦那さんの稼ぎであるならば旦那さんの方を少し多めにお小遣い設定する
- 旦那さんから専業主婦の奥さんに月額を設定してお小遣いを渡す
など様々です。
お小遣いの金額も毎月同額で設定しておくのもいいと思いますし、毎月の収入額に変動があるのであれば収入の何割をお小遣いにするなど、いろいろな方法が考えられます。お互いが納得する方法と金額を事前にしっかり話し合うことが大切です。
お小遣いが少ないときの対処法!夫婦で生活していくために大事なこと
まずは旦那さんに相談を
お小遣いが欲しい、もしくは生活費の中でやりくりするから生活費をもう少し増やしてほしいなど、旦那さんに正直にお願いをしてみましょう。
ただお願いするのではなく、生活するために毎月いくらかかっているのかを家計簿を見せ、旦那さんの収入の中から工夫して生活費をやりくりしていることをわかってもらう必要があります。
男性って、食費や光熱費などに対していくらかかるかという認識がけっこうずれていたりするんですよね。
うちの旦那もそうなんです。
一度生活費のことでもめた時に、「なんでそんなにお金がかかるのか」と責められたことがあります。
家計簿やレシートをみせると、生活費がどれほど必要なのか、奥さんがどれだけ上手にやりくりしてくれているのかに気付いてくれるはずです。
そうすることで生活費を増やしてもらえれば、自分にかけるお金も増える可能性があります。
お小遣いをもらうにしても、何のために必要なのかを具体的に説明した方がいいでしょう。
素直に欲しいものを伝えたり、自分も必要なものを必要な時に買いたいという気持ちを伝えたりして理解してもらいましょう。
旦那さんと話し合うと言っても、お金の話ってデリケートなことです。
感情的になってしまうと、相手に気持ちは伝わらないし、もっと状況が悪くなってしまうこともありえます。
あくまでも冷静に理論的に話をすることを心がけましょう。
自分で稼ぐという選択も
生活費を節約して、自分にかけるお金を浮かせるというのも一つの手ではありますが、旦那さんと話し合いをしても生活費は増えない、お小遣いももらえないのであれば、いっそ自分が働いて稼ぐという手もあります。
今は在宅ワークもたくさん種類があります。
在宅ワークであれば、家事や育児の合間に仕事ができるので、生活スタイルを大きく変えることなく仕事ができます。
得意分野を生かして、自分に合った仕事が必ずあるはずですので、ぜひ探してみてください。
仕事をして自分で稼ぐことで、お小遣いを得るだけでなく、自分に自信もついて前向きになれます。
旦那さんがお小遣いをくれなくても不満を言うことがなくなるので、夫婦の関係も良くなっていくのではないでしょうか。
まとめ
お金の問題でもめる夫婦は多いものです。
お金のことで話し合いをするときは冷静に、そしていつも一生懸命働いてくれている旦那さんへの感謝の気持ちを忘れずにいることが大切です。
専業主婦だとお金のことを旦那さんに言うのをためらってしまう気持ちもあると思います。
でも正直に気持ちを伝えて、お互いが納得できる方法を見つけていってくださいね。