求人募集を見ていると見かけるグループホームの求人。
同じ業種からの転職や、専門的な知識を得てからであるなら内容は既知なので困りません。
ですが、全く違うところからである場合何をする仕事なのかと悩むことがあるのではないでしょうか。
今回はグループホームの世話人の仕事内容について掘り下げてみたいと思います。
初めてでも安心!グループホームの世話人になるには研修がある!?
そもそもグループホームとはなんでしょうか。
仕事内容を見る前に、グループホームの特徴などを見てみましょう。
グループホームとは
認知症高齢者を対象に少人数で生活をする共同施設のことを指します。
一つの施設に対し2ユニットまで設けることができ、1ユニットあたり5~9人です。
1室1名で個室または準個室になっていることが多く、1施設に16~18人の入居者であることが多いです。
施設内には過ごすための部屋とは別に入居者同士の交流のためのスペースもあり、キッチンやダイニングルーム、浴室、レクリエーションルームなども備わっている施設ほとんどです。
このグループホームに入居ができるのは「認知症であっても、ある程度自立して生活を送ることが出来る」ことが条件になっています。
なので、寝たきりになってしまったり、看取りが必要である場合はグループホームでの対応をすることが出来ません。
働く際に研修はあるの?どんなことをする?
では実際に世話人として働くためには何をすることが必要なのでしょうか。
何もわからないのに、急に現場で働くのはなかなか難しいですよね。
受け入れる施設としても、未経験や知識が全くない人を受け入れるのにはリスクがあります。
そのため施設側で研修を準備していたり、県や市で行っている社会福祉研修を受けるようにと言われることがあるようです。
研修内容は
- 生活支援や障害についての講習
- 介助のための基礎
- スキルアップのための実技講習
- 栄養学を含む調理実習
- 実際グループホームを訪問しての実践講習
などが組み込まれています。
申し込み方などは、各県各市によって変わってくるのでホームページなどを見て確認をしてください。
グループホームの世話人の1日の業務とは?
世話人のするべきことは、
- 一緒に掃除や洗濯をする
- 調理など炊事の手伝い
- (必要に応じて)排泄や入浴の介助
などを行います。
また、実際に勤務をする場合には早番・日勤・遅番・夜勤の4交代制が多くなっています。
紹介するタイムスケジュールの中で、それぞれのシフトに応じての業務を行います。
1日のタイムスケジュール
あくまでも例ですが、1日の流れを見ていたいと思います。
・7:00 起床
必要がある場合は更衣や洗面、排泄の介助を行います
・7:30 朝食
入居者にも手伝ってもらい、朝食の支度をします。
ここでも必要であれば食事や投薬介助、口腔ケアを行います。
・9:00 健康チェック
入居者の健康状態のチェックをし、業務日誌などで日勤者への申し送りをします。
夜勤の場合、このとき退勤となります。
・9:30-11:30 自由時間(入浴・散歩・買い物など)
入居者の希望があれば買い物や散歩などへ出かけます。
また、午前中に入浴を順番に済ませていくことが多いようです。
・12:00 昼食
朝食と同じように、入居者に手伝いをしてもらいながら支度。
必要に応じて、ここでも各介助を行います。
・14:00-16:00 レクリエーション
入居者の体調などを考慮し、レクリエーションを行います。
このときのレクリエーションは、体操や手作業(折り紙など)となっていることが多いです。
・16:30 健康チェック
健康チェックをし、業務日誌へと記入をします。
申し送りとし、日勤者は退勤となり夜勤者と交代になります。
・18:00 夕食
朝昼と同じように、入居者に手伝いをしてもらい支度。
ここも同じく、介助の必要な入居者には介助を行います。
・21:00 就寝
就寝の支度が始まります。
必要であれば、更衣や排泄・就寝の介助をします。
就寝後は定期的に施設や各部屋を巡回し、排泄の介助やおむつの交換を行います。
ここまでが1日のスケージュールとなります。
施設によって、日中遠足などの遠出を企画し行うところもあります。
その時は外出の際の介助などが付随されます。
また、スケージュールも施設で違いがありその施設のスケージュールに沿う必要があります。
まとめ
いかがでしょうか。
なかなか難しいイメージがあるかもしれません。
しかし研修などもあり、施設を運営している企業によっては未経験未資格でも資格取得のためのサポートを行っているところもあります。
是非活用をしてスキルアップをしながら働いてみてくださいね。