走行性能が一般的な自転車よりも高く、ロードバイクよりも初心者でも乗りやすいクロスバイク。
通勤や通学で愛用する人も多く、サイクリングを楽しむこともでき、とても人気です。
初めてクロスバイクを購入してみようと考えている方に、必要なものや、金額について解説していきます。
初心者向けのクロスバイク!安いものでいくらぐらいかかる?
クロスバイクの金額は?
クロスバイクは価格の幅がとても広く、数万~50万円位です。
こんなに価格に差がある一番の理由は車体の素材です。
一般的な自転車はスチールが使われますが、クロスバイクはスチールの他に、クロームモリブデン、アルミ、カーボン、チタン、マグネシウムなどの素材が使われます。
それぞれの違いは以下の通りです。
・スチール
安価で安定感があるが、重量がとても重くスピードが出ませんが。
・クロームモリブデン
衝撃吸収に優れ、長距離に向いていますが、錆びやすいです。
・アルミ
素材が固くこぐ力がダイレクトに伝わりますが、その分衝撃もダイレクトに伝わり、折れやすいです。
・カーボン
衝撃吸収に優れ、重量が軽く競技用に使われることも多いです。
・チタン
とても丈夫なことがメリットですが、加工が難しい。
・マグネシウム
軽くしなやかな乗り心地ですが、今は開発途中であまり出回っていません。
値段の差が大きくなる理由として素材の次にあげられるのが、パーツの性能です。
性能面でいうと、例えばギアです。
20段階以上の変速機能があるものに比べ、7~8段階の変速機能しかないクロスバイクは安くなります。
初心者向けのクロスバイクの価格は?
サイクリングを本格的にしようと考えているのであれば、3万程度の安いものはおすすめできません。
しかし、初心者で、通勤や通学などの日常生活で利用するのであれば、一般的な自転車よりも少し高い2~4万台の価格のものでも十分ではないでしょうか。
それぞれの価格別にその性能について説明します。
・2万円台
5km程度の通勤や通学、街乗りには十分な性能で、スポーティーな見た目を重視する人におすすめです。
・3万円台
通勤通学、また10km程度のサイクリングが可能な性能で、スポーティーな乗り心地を感じたいという人におすすめです。
・4万円台
ツーリングや長距離の運転が可能なものが多いです。
メーカーも有名なものもありますし、将来的に本格的なサイクリングも見据えている人にはおすすめです。
クロスバイク初心者に必要なものについて!
クロスバイク本体以外に必要なもの
・自転車用ライト
夜間走行時には前照灯の装備が義務付けられています。
装備していないと、道路交通法違反になるので必ずつけてください。
自転車購入時にライトの同時購入を必須としているお店もあるようです。
後尾等は反射板が付いていれば必要ありません。
・ベル
ライトと同様に取り付け義務があります。
自転車本体に付いていない場合は購入しましょう。
ベルのデザインもたくさんあります。
自転車のデザインに合わせて、ハンドル周りを邪魔しないものを自分でカスタマイズするのも楽しいですね。
・防犯登録
こちらも自転車購入時の義務なので、必ず登録してください。
購入した時にお店で登録できます。
通販で購入した場合は、近くの自転車販売店に購入証明書を一緒に持ち込めば登録をしてくれます。
500円程度で登録できます。
・自転車保険
自転車保険への加入は義務ではありませが、最近自転車がらみの事故も多いく、死亡事故なども発生しています。
万が一他人をケガさせてしまった時のために加入しておいた方がいいでしょう。
自動車保険や火災保険に自転車保険も付帯している場合もあるので、加入している保険を確認してみてください。
・鍵
盗難対策には鍵をするのが一番です。
特にクロスバイクなどのスポーツ自転車は一般の自転車よりも高価なので、狙われやすいです。
定番なのはU字ロックです。
持ち運びしやすく、防犯効果も高いのでおすすめです。
フォールディングロックという折りたたみ式で、鉄板がチェーンのように繋がっている鍵もおすすめです。
長さがあるので柵や木などにくくりつけます。
一番の盗難防止はこの二つのタイプの鍵を併用することです。
クロスバイクを乗るときにあったら便利なもの
・空気入れ
必要な時に自転車屋さんに行くのもいいですが、自宅にあるといつでも空気が入れられるので便利です。
・工具セット
日常でネジを締めしたい時やちょっとしたトラブルがあった時のために持っていると便利です。
ドライバーと六角レンチだけでもあるといいですね。
・ヘルメット
着用義務はありませんが、安全に乗るためには使用することをおすすめします。
特に毎日乗る場合や、走行距離が長い場合には準備しておいた方がいいでしょう。
まとめ
クロスバイクにもいろいろな種類がありますね。
自転車本体だけではなく、一緒に購入が必要なものもありますので、注意して安全に走行できるように準備してください。
高いもの=いいクロスバイクというわけではありません。
自分の好みや用途に合わせて、これだ!と思うクロスバイクを見つけてみてくださいね。