秋の味覚の銀杏。
茶碗蒸しによく入っていますが、それ以外の食べ方って、知らない人も多いのではないでしょうか。
今回はフライパンと電子レンジを使った、銀杏のおいしい食べ方を紹介したいと思います。
フライパンを使って銀杏を食べよう!簡単な調理方法について
銀杏の煎り焼き
フライパンを使った調理方法として、シンプルで簡単なのは銀杏の煎り焼きです。
オリーブグリーンの実が殻の中で蒸され、ほっくりと美味しく食べることができます。
調理方法はとても簡単で、銀杏をフライパンに入れたら強火で5分程加熱します。
銀杏は加熱すると殻が割れます。
爆発する可能性もあるので、事前にペンチで軽く割れ目を入れておくといいですよ。
割れ目を入れていても爆発する危険はありますので、少しずらして蓋をしておくことをおすすめします。
殻が割れてきたら塩を小さじ1程入れてフライパンを揺すり、全体に焦げ目をつけます。
全部殻が割れたら出来上がりです。
銀杏の中には調理に適さないものもあるようです。
10分加熱しても殻が割れない場合は調理には向いてない銀杏だと考えてください。
また、10分以上煎るとフライパンの変形の原因になることもありますので、気を付けてください
銀杏の串焼き
①銀杏を煎り焼きにする。
②殻をむいて爪楊枝や竹串に刺し、フライパンで焦げ目がつくまで軽く焼きましょう。
③塩をパラッとかけたら出来上がりです。
銀杏の串焼きは居酒屋のメニューでもたまに見かけますね。
お酒のつまみに作ってみてはどうでしょう。
茄子と銀杏のチーズ焼き
使用する食材は茄子、焼き豚、玉ねぎ、銀杏です。
①茄子を薄切りにする
②フライパンに油をひき、茄子と玉ねぎ、焼き豚、銀杏を炒める
塩コショウで味を調えます。
③お弁当用のアルミカップに入れて、チーズを乗せて10分焼いたら出来上がりです。
お弁当にも使えるのでおすすめです。
餡かけじゃがいも焼き饅頭
材料はじゃがいも3個、銀杏6個、オリーブオイル、水、しょうゆ、みりんです。
①じゃがいもはゆでて、つぶします。
そこに大さじ1杯の片栗粉、塩コショウを入れてよく混ぜます。
②じゃがいもを丸めて薄皮までむいた銀杏を入れます。
③フライパンに油を薄くひき、中弱火で焼く
じゃがいもの両面に焼き目がつくまで焼きます。
焼けたらじゃがいもはお皿に盛りつけておきます。
④同じフライパンに水100cc、しょうゆ大さじ1杯、みりん大さじ2杯を入れてひと煮たちさせます。
⑤火を止めたら水溶き片栗粉でとろみをつけ、ジャガイモの饅頭にかければ出来上がりです。
おやつにしてもいいですし、お弁当のおかずとしても使えます。
お家で簡単に銀杏を調理する方法は他にも!電子レンジを使う方法
電子レンジで加熱する
フライパンで煎るよりも簡単なのは電子レンジでです。
ただし、電子レンジの中で爆発することもあるので、飛び散らないように銀杏を封筒に入れてくださいね。
電子レンジで加熱するときは、厚手のしっかりとした封筒を使い、口はしっかり閉じてから電子レンジに入れてください。
500Wで40~60秒加熱すれば殻が割れます。
途中で封筒が破れてします可能性もあるので、様子を見ながら加熱するようにしてくださいね。
加熱しすぎると、実が破裂したり、もちっとした食感が悪くなったりすることもあります。
中には電子レンジの中から聞こえる「ポン、ポン」という音に不安になる人もいるようです。
フライパンで加熱するときと同じように、封筒に入れる前に少し割れ目を入れておくといいでしょう。
封筒が準備できない場合は、新聞紙に包んで加熱してもいいですよ。
手間をかけずにすぐに食べたいという方にはフライパンより電子レンジでの調理をおすすめします。
銀杏のアレンジレシピ
塩で味を付けただけでも十分美味しい銀杏ですが、せっかくなので、加熱して殻をむいた銀杏のレシピをいくつか紹介したいと思います。
・銀杏の炊き込みご飯
材料
・お米2合
・銀杏20粒
・しめじ 1パック
・桜エビ 20グラム
・お酒
①銀杏は殻をむいて、2~3分茹でてから冷水にさらして、薄皮までむく。
②しめじは石突きを切り落としてほぐしておきます。
③洗ったお米と小さじ1杯の塩と大さじ1杯のお酒を釜に入れる。
④水を2合のメモリまで注ぎ、銀杏としめじ、桜エビをのせて炊き上げます。
銀杏としめじで、秋にピッタリのご飯です。
・日本酒パウンドケーキ
手間はかかりますが、たくさん銀杏があり使い道に困った時にはおすすめなのがパウンドケーキです。
Ⓐ銀杏の下ごしらえ
材料
・銀杏 60g
・日本酒 50ml
・砂糖 大さじ1杯
・レモン汁 小さじ1杯
①日本酒、砂糖、レモン汁を鍋に入れ火にかける。
②ふつふつしたら火を止め、殻と薄皮をむいた銀杏を入れて一晩置きます。
銀杏の風味を残したい場合は一晩置かなくてもいいです。
Ⓑバウンドケーキ
・バター 100g
・卵 2個
・砂糖 80g
・ベーキングパウダー 小さじ1/2
①常温にしたバターを白っぽくなるまで器で混ぜる。
②砂糖を数回に分けて加えよく混ぜます。
③卵を溶いて、バターに少しずつ入れてよく混ぜます。
④薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れて、ゴムベラでさっくり混ぜます。
⑤下ごしらえしておいたⒶを加えてさらに混ぜます。
⑥型に入れ、170度に予熱したオーブンで35~40分焼きましょう。
竹串を刺して何も付かなければ出来上がりです。
お酒が好きな人は仕上げに日本酒大さじ2杯を全体にかけるのもおすすめです。
まとめ
フライパンでも電子レンジでもそんなに時間をかけずに簡単に煎ることができます。
そのまま塩で食べるだけでも十分においしい銀杏ですが、食べすぎると体調を崩すこともあるので注意してください。
特にお子さんは中毒症状が起きやすいので、食べるのであれば1~2個にしておきましょう。
今回は銀杏のレシピもいくつか紹介しましたが、参考になりましたか?
いろんなレシピで、秋の味覚をぜひ楽しんでくださいね。