出陣式とは、立候補の届出を提出したあとに、選挙事務所で支援者を集める行事のこと。
選挙を戦い抜くために自陣営の士気を高めるのが狙いです。
基本的な挨拶の流れは、立候補者の経歴と実績を紹介しながら、人柄や能力や政治に対する姿勢など、聞き手に知ってほしい長所を伝えていきます。
そうすることで、どれだけ住民たちの役に立てる人物であるかを示すのです。
なので、出陣式の挨拶は単なる形式上のものではない、選挙戦の華々しいスタートを飾る重要な式といえるでしょう。
選挙の出陣式に印象付ける!スピーチにおすすめの挨拶例とは?
例として、一部挨拶を紹介していきます。
・○○候補は前職でも厚い信頼を築き、その結果△△市長との間に太いパイプを持っています。
・年金、と教育、福祉、介護の問題は○○候補でなければ解決できません。
常日頃、彼はこれらの問題について熱く語っており、政策についてもどう実現できるか奮闘して取り組んでいます。
・学生時代から今も続けている柔道。
その鍛えた体で私たちの町を引っ張り、市政の側近として活躍してくれています。
・長く住民を悩ませている道路渋滞問題。
幾度となく市に申し立てをしてきましたがなかなか解決されません。
しかし今、ここに町を思う心の者が集結しております。
○○候補もみなさまと同じ思いの一翼を担っています。
例文を見てわかる通り、おおげさな表現が特徴的ですね。
しかしこれくらいインパクトを与えることが出陣式の挨拶には大切なのです。
立候補者の人物像を支援者たちに刷り込むことで、選挙活動の中で次に支援者たちが有権者に宣伝しやすいからです。
出陣式の挨拶はオーバーな内容でちょうどいいと覚えておきましょう。
選挙の出陣式は服装にも配慮して!応援者が着る適切な服とは?
出陣式にこうすべきといった服装の指示はありませんが、外見には充分気を配ってください。
服とは仕事の道具です。
しわの寄ったスーツを着たサラリーマンから名刺をもらっても、とても信頼なんて持てませんよね。
政治家も同じです。
人気を商売とする仕事なので、外見には気をつけている人がほとんどでしょう。
応援者ももちろん、支持をする立場の人間としてその場に適した格好が望ましいです。
式ですので、男性はスーツにシャツとネクタイの組み合わせがいいでしょう。
女性の場合はスカートタイプのスーツやフォーマルワンピースが望ましいですね。
実際の選挙活動になると、訪問場所によってはラフな服装に変えても問題ないようです。
そのときは自身の好みではなく世間から印象のよい服装であるかを意識して選びましょう。
まとめ
選挙活動の士気を高める重要な出陣式。
挨拶を任せられると何を語ればいいか緊張して言葉に困りますよね。
しかし挨拶を依頼されたということは、候補者からあなたに対して信頼のあるという証。
日頃近くにいて目に映る候補者の人物像をあなたらしくぜひ大衆に語ってください。
あなたの言葉で支持者の思いがまた熱いものに変わるかもしれません。