車で高速道路を走っていると、横目に通りすぎていくバイク。
高速道路はバイクも走行可能であることはすでにご存じだと思いますが、排気量や免許の条件まではご存知でない人も多いのではないでしょうか。
バイクは排気量125cc超から走行可能となっています。
ここで気をつけたいのが、一般的に125ccといわれるバイクは原付2種にあたり厳密には51~124ccなので、通行すれば違反となることです。
他にもバイクにはどんな条件があるのでしょうか?
高速道路を走行できるバイクとは?制限速度にも注意しよう!
高速道路のバイクの制限速度は、車と同様100km/hです。
もちろん、区間で別に速度が設けられた場合はそれに従います。
記憶にある人は、「バイクは80km/hではないのか?」と思うかもしれません。
高速道路の速度制限は平成12年に改正されていて、それまでは軽自動車とバイクが確かに80km/hの条件でした。
しかし改正後はふたつとも100km/hに引き上げられたのです。
普通乗用車と同様ですね。
現在ほとんどの車種がこの条件となります。
また、平成17年以降バイクは2人乗りでも高速道路の走行が可能になりました。
二人乗りの条件は、運転者の年齢が20歳以上である、大型自動二輪車または普通自動二輪車免許取得が通算3年以上、です。
同乗者は年齢に制限はないのでどなたでも大丈夫です。
もちろん、一部の道路では現在でも2人乗り禁止エリアが存在するので注意が必要です。
バイクのタイヤは空気圧を適正に!高速におすすめの空気圧とは?
タイヤの適正な空気圧はメーカーの車種ごとに指定されています。
バイクのフレーム付近に空気圧の数値が記載されているので一度確認しておきましょう。
街中を走行するときはこの適正空気圧がいいですが、高速道路ではやや高めに調整することをおすすめします。
というのも、空気圧の低い状態で高速道路を走行すると、タイヤの接地面が広くなるため「スタンディングウェーブ現象」に陥るからです。
スタンディングウェーブ現象とはタイヤが波状に変形し歪んだ状態で回転していることです。
タイヤが不規則に揉まれている状態なので破裂する可能性がかなり高いです。
それを避けるために1割程度、空気圧を高く調節しておきます。
エアゲージで数値を確認することができて、これは初心者でも使いやすいです。
高速に入る前にガソリンスタンドで確認してもらうのも確実な方法ですね。
まとめ
乗用車と違って、バイクは肌で直接スピードを感じる乗り物なので、高速に乗るのは勇気がいりますよね。
しかし、ルール違反を避けて事前の準備を済ませておけば安全に走行することができます。
適正な運転速度でツーリングライフを楽しんでください。