万年筆を買ったけどインクが出過ぎて困っている、使い続けていたらインクが滲んで書き辛くなってきた、という方、いらっしゃるのではないでしょうか。
万年筆はインクフローの調整がとても大事な文房具です。
ちょっとした調整で、自分にぴったりの万年筆になってくれるので、インクフローの調整のやり方を覚えておきましょう。
万年筆を持っている方はぜひチェックしてみてください。
万年筆のインクフローはペン先の入れ方で調整できる!
インクが出過ぎる原因
インクが出過ぎる原因は大きく分けて二つあります。
一つ目は買ったばかりで、インクの流れが安定していない場合です。
万年筆は使い込んだ分だけ自分の手に馴染んできます。
なので、買ったばかりのものはすぐには使い辛いかもしれませんが、使い込むことでインクの出具合も安定してきます。
そして二つ目は、筆圧が強すぎたり、ペン先を寝かせすぎて書いたりする場合です。
そもそも万年筆は軽い筆圧で、やや寝かせ気味に持つのが基本です。
なので、筆圧や持ち方が違うだけでも、インクが多く出て滲んでしまうので注意が必要です。
ペン先の調整の仕方
先ほどお伝えしたように、筆圧や持ち方でインクが多く出てしまうことがありますが、万年筆は自分に合わせて調整が可能です。
インクフローはペン先を少し調整するだけでも変わってくるので、自分に手に合わせて調整してみましょう。
万年筆は分解ができるので、ペン先に段差ができている場合は先端が揃うように入れ直してみましょう。
ただし、自分で行うときは必ず自己責任のもと行うようにしてください。
慣れていない人は、できればペンクリニックなどの専門の業者にペン先の調整は頼む方が安心です。
万年筆は繊細な文房具なので、自分で調整して壊してしまう危険があります。
自信がない人は専門家に任せましょう。
万年筆のインクフローにベストな粘度を見直してみよう!
万年筆のインクには色々な種類があり、粘度も様々です。
もし、インクが出過ぎて困っているという方はインクの粘度を変えてみるという方法もあります。
粘度が高いインクは、ドロドロとしている、インクの乾きが遅い、インクの出が悪いといった特徴があります。
反対に粘度の低いものは、サラサラとしている、インクの乾きが早い、インクの出が良いといった特徴があります。
なので、インクが出過ぎてしまう方は粘度が高いものを使用することで解決することも多いです。
また、染料インクよりも顔料インクの方が、粘度が高い傾向にあるので、インクの種類を変えてみてもいいでしょう。
まとめ
せっかく買った万年筆だからこそ、使いやすいように調整することで他にはない自分好みの万年筆になります。
自分の筆圧や書き方に合わせて、ペン先やインクを調整して、ボールペンにはない書き味を楽しみましょう。