シンクをいくら綺麗に磨いていても下の方から排水溝の臭いがする。
そんな時の原因は、
・蓄積した食品・油の腐敗臭
・排水管トラブルによる逆流臭が疑われます。
長く住んでいると排水パイプ、排水トラップ、排水バスケットなど目につかない、また手が届かないところに食べ物のカスや油などが蓄積していきます。
これが時間とともに腐敗すると悪臭となって シンクの上まで漂ってくるのです。
また排水桝にも油汚れが蓄積してきます。
すると下水道まで排水が流れず逆流してくることがあります。
更には排水管や排水桝に木の根などが伸びて詰まることもあります。
このように排水桝まで来ると清掃はプロに頼るのが安心ですが、手の届く範囲でのお掃除でかなり臭いを退治することはできます。
排水溝の臭いの取り方!漂白剤でカビと雑菌の臭いが取れる!
シンク下のカビ・雑菌の臭いを取るには漂白剤が一番です。
漂白剤の殺菌効果でカビや雑菌を除去して繁殖を抑えることができます。
塩素系漂白剤は深く根を張ったカビを徹底的に取り去ってくれます。
この漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムといい、アルカリ性でpH11ほどです。
濃度が高いほど効果的ですし、汚れにしっかり密着してくれる泡タイプ、濃度の高い液体タイプがあります。
排水溝の臭いはハイターを雑巾につけて拭き取る!最後は水拭きで!
次亜塩素酸ナトリウムの濃度高めで粘着性も高いものの代表はキッチン泡ハイターです。
汚れているところに吹き付け、時間をおいて水でしっかり流すだけで綺麗に落ちます。
それでも落ちない頑固な汚れには泡タイプの10倍の濃度の液体キッチンハイターを使いましょう。
5倍に希釈して薄めた液に30分ほど浸してから流すと綺麗になります。
また雑巾につけて拭き取るのも効果的。
面白いように汚れが取れます。
ただし、次亜塩素酸ナトリウムは強いアルカリ性ですので、直接手で触らないようにしてください。
雑巾に原液をつける時などは手袋をつけて使用してください。
また強い刺激臭も次亜塩素酸ナトリウムの特徴です。
換気を行わない空間で使うと喉に焼けるような痛みを感じることがあります。
くれぐれも換気をしっかりしてください。
できればマスクをつけることをおすすめします。
そのほか、次亜塩素酸ナトリウムに他の薬品と混ぜると有害物質が発生するという事故も発生しています。
『混ぜるな危険』の表示がある薬品を決して混ぜないようにしてください。
まとめ
生活の場面で油汚れは必須です。
日々のちょっとしたお掃除やお手入れで腐敗臭を防ぐことができます。
臭い物にふたをするのではなく、臭い始める前に日頃からきちんと水回りのお手入れをして気持ちよく生活をしましょう。