紫陽花の花言葉ってどんなの?冷酷な意味があるって本当?

近年、育て安さから母の日に紫陽花(アジサイ)を送る人が増えてきています。

しかし、紫陽花の花言葉はあまり良い意味ではないと聞いたことはありませんか。

紫陽花の花言葉について、調べてみました。

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紫陽花の花言葉は本当は怖い!ネガティブなイメージのある意味とは?

ずばり、紫陽花の花言葉は「移り気」「浮気」「無常」「冷酷」です。

良い意味ではありませんね…。

そんな紫陽花の花言葉にぴったりの、こんな話が長崎に伝わっています。

紫陽花にまつわる物語

鎖国時代、医師として来日したシーボルトは、患者としてやって来た遊女のお滝とたちまち恋に落ちます。

一緒になった二人の間にはお稲という娘も生まれ、仲睦まじく暮らしていました。

しかし、一時帰国をしようとしたシーボルトが持ち出し禁止の品を持っていたため、国外追放になってしまいます。

離れ離れになったうえ、すぐにお滝は他所へ嫁ぐことになります。

それから、シーボルトは「日本植物史」を刊行すると、空色の紫陽花に「otaksa」(オタクサ:お滝さん)と名前を付けたといいます。

もうすでに別の学者によって名前が付けられていたため、オタクサは無効とされましたが話の舞台、長崎では紫陽花を「オタクサ」と呼ぶそうです。

紫陽花の花言葉には理由がある!紫陽花の持つ意味の由来を知ろう!

なぜネガティブなイメージが強いのか、様々な説がありますが、有力なのは「色が変化する」という説です。

ネガティブな花言葉の理由

紫陽花は時期によって花の色は変化します。

また、土壌の酸度でも色が変わります。

中性からアルカリ性の土壌ではピンク色の紫陽花、酸性の土壌では青色の紫陽花が咲くというのは有名です。

特に、薄い青色がだんだん濃くなっていく様子から「冷酷」という花言葉が付いたとされています。

ポジティブな花言葉もある

しかし、花の色によって花言葉は変わります。

ポジティブな意味の花言葉も紹介します。

① 青色の紫陽花

辛抱強い愛情

梅雨の長い間も、ずっと花を咲かせ続けることからきたとされています。

また、前述したシーボルトの話が由来とも言われています。

② ピンク色の紫陽花

元気な女性

ピンクの紫陽花は、母の日の贈り物としてよく選ばれています。

この花言葉は、なんとフランス発祥です。

ヨーロッパではピンク色の紫陽花が多いためか、ポジティブな印象が強いようです。

③ 白色の紫陽花

寛容

白色の紫陽花は、土壌の酸度に関わらず白い花しか咲かせない品種です。

何色にも染まらない花色から、寛大な意味が付けられ、結婚式でも人気が出てきています。

また、花が密集して咲くことから「仲良し」「家族団欒」といった意味も持つとされています。

まとめ

紫陽花の花には、「移り気」「浮気」といったネガティブな花言葉があります。

しかし、花の色によってはポジティブなイメージもあり、育てやすいため贈り物としてもぴったりです。

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