育児休業を取得したいけど期間はどのくらい?男性の場合は?

男性でも育児休業を取得できる、ということは近年では広く知られていますよね。

でも、いざ妻が妊娠し自分の事として考えた時、育児休業の期間や申請方法などについてどれくらい知っていますか?

今回は男性の育児休業について調べてみました。

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みんな取得してる?男性の育児休業期間の平均はどのくらい?

平成30年度の、男性の育児休業の取得率は『6.16%』です。

制度はあるものの、まだまだ取得率が低いのが現状です。

しかし調査によると「実際は取得したいが、取得できなかった・しなかった」という人の割合は3割にのぼっています。

お腹に子供を宿し、出産に直接関わる女性とは違い、やはり男性は取得しづらいようです。

女性からしたら、夜中にも授乳やおむつ交換をし、日中も育児・家事とロクに休む暇もない毎日ですから夫が協力してくれるなら心強いですよね。

男性の育児休業は誰でもとれる?

原則としては誰でも取れますが、次のように定められています。

・同一事業主に1年以上雇用されている。
・子供が1歳未満である。
・子供が1歳になった後も引き続き雇用予定である。
・子供が1歳6ヶ月になる日の前日までに、雇用契約が終了する予定ではない。
・週3日以上勤務をしている。

上記にあてはまるなら、取得できます。

つまり、正社員に限らないということです。

男性の育児休業の期間は?

女性の育児休業は「産後休業(出産後8週間)が開けた翌日から1歳になるまで」とされています。

男性の場合は「子供が生まれた日から1歳になるまで」とされています。子供が1歳の誕生日の前日までです。

どうやって申請すればいい?

育児休業にはもちろん事前申請が必要です。

最低でも一ヶ月前には申告しましょう。

申請日は「出産予定日」で記載します。

これはあくまで目安となり、出産日がズレたとしても変更は可能です。

妻と協力したいあなたに!育児休業期間を延長したいけど計算方法は?

「子供を預けられる保育園が見つからない!」など、どうしても育児休業を延長しなければならない…という時に知っておくと便利なのが「育児休業の延長」です。

どれくらい延長できる?

原則1年未満の育児休業ですが、実は最長で2年延長が可能です。

詳しく紹介すると…

・1年の時点で保育園に入れなかった場合:最長1年半

・1年半の時点で保育園に入れなかった場合:最長2年

となります。

育児休業給付金の計算方法

育児休業中に給料が支払われないなど一定の条件が満たされた場合は育児休業給付金が支給されます。

計算方法は以下の通りです。

『休業開始時賃金×支給日数の67%』

育児休業期間が半年を過ぎた場合には…

『休業開始時賃金×支給日数の50%』

が、毎月支給されます(ただし上限額あり)。

男性は2回育児休業をもらえる?

通常、子供1人につき1回しか申請できない育児休業ですが男性の場合は少し違います。

出産後、8週間以内に育児休業を取得し終了していれば、その後特別な理由がなくても、もう一度申請できるのです。

これは男性にだけみとめられた措置になります。

男性も気軽に育児休業を申請できるようになると、夫婦ともに負担を分け合え、夫婦円満にも繋がっていきそうです。

まとめ

男性の育児休業は正社員やアルバイトに関わらず、条件に該当していれば申請できます。

期間は、子供が生まれてから1歳を迎える前日までです。

待機児童問題などが問題になっていますが、子供を預ける保育園が見つからない場合には、育児休業も延長することが可能です。

育児休業は女性だけでなく、男性にもれっきとして認められた権利です。ぜひ参考にしてください。

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