社会問題になるほど不登校になる子供の数は多く、珍しくありません。
スマホやゲーム、パソコンを持っていて当たり前の時代になってしまった今、家に引きこもりやすいのも事実です。
私も高校生の時に面倒くさいな…と思って友達と授業をさぼったことが何回もあります。
大人に近づき、就職や大学受験も控えているこの時期に不登校になるなんて、親としては心配でたまらないと思います。
高校生が不登校になる理由とは?受験後の無気力が原因かも!
私も経験したことなのですが、高校受験で頑張って目標を達成し、入学のワクワク期間が過ぎたころに「燃え尽き症候群」がやってくる子もいるようです。
これは受験を失敗した子にもやってきます。
頑張って入学したけど、もう勉強ついていけないしいいや。
頑張ったけど、入りたかった高校落ちたしやる気でない。
なんとなーく、無気力な状態が続くので、何もやる気が起きません。
こうなるとなんで勉強しに高校へ行くのか、わからなくなってしまうのです。
小学校、中学校は義務教育なので行かなきゃいけないと思っていましたが、高校は義務教育じゃないため、言ってしまえば行かなくてもいい場所です。
一度そう思うとなかなか抜け出せないため、家に引きこもってしまいます。
不登校の原因は自己判断しない!精神的な病気が隠れていることも!
ここまでくるとただの怠け癖ではないかと思う方もいるでしょう。
友達と遊びたくてさぼったりすることもありますが、誰にも会いたくなくて不登校になる子もいます。
いじめも含め、人間関係の変化はかなりのストレスを与えることがあり、憂鬱状態、無気力状態が続き殻に閉じこもってしまいます。
抑うつ状態からの、いわゆるうつ病です。
これは簡単に判断できないので、もしも子供が悩みすぎて閉じこもってしまうときは一緒に病院に行きましょう。
私はストレスから自律神経失調症にかかり、病院に通いました。
いじめられていたわけでもなく、ただ無気力症候群でひたすら将来に不安を抱えていた記憶があります。
今思うと大した悩みではないのですが、自分の中では狭い世界の中で必死に戦っていたんです。
正論を大人に言われるとただ反抗心しかなくて、本心は親にも先生にも話せず…聞いてほしいはずなのに、本当に高校生って難しい時期です。
まとめ
人生の大きな分岐点となるであろう高校くらいはせめて卒業してほしいという親の気持ちはとってもよくわかりますし、実際就職でも中卒だと不利になってしまいます。
しかし、もし大切な子供たちが不登校になってしまったら、親は「怒らない」「好きなことをやらせてあげる」というのが特に大事です。
精神的な病であろうとなかろうと、一番怖いのは「親が子供を見放した」という状態になってしまうことです。
子供たちは、なぜ自分が不登校になってしまったのかうまく説明できないこともあります。
見守ることしかできない歯がゆさはありますが、高校は通信制にしても資格は取れます。
とにかく子供の気持ちに寄り添い、好きなことをやらせ、自分でどうするのかをゆっくり決めさせてあげてください。
学校に行くことがこの世のすべてではないので、子供と向き合い、一緒に進んであげてくださいね。