美しい盆栽を作るためには針金かけは必須です。
針金かけのポイントや適した時期などについてまとめてみました。
盆栽の針金かけ外しの時期とは?かけ方外し方のコツもご紹介!
針金かけには樹種によって適期があり、それぞれにポイントや注意点があります。
いくつの樹種を挙げ、表にまとめてみました。
樹種 | かけの時期 | 外しの時期 | ポイントや注意点 |
カエデ モミジ | 5~6月 | 秋ごろ | 若木のうちにかける。 針金に紙を巻く。 |
ヒメシャラ | 6~7月 | 1~2か月後 | 枝が折れやすい。 針金を紙で巻く。 |
ブナ | 5~6月 | 秋ごろ | 樹皮に傷がつかないようにする。 |
ソロ | 3月と6月ごろ | 1~2か月後 | 樹皮に傷がつかないようにする。 小枝にかける。 |
イチョウ | 梅雨ごろ | 秋ごろ | 新梢に軽くかける程度。 |
サクラ | 若木はいつでも 成木は6月ごろ | 秋ごろ | 樹皮に傷がつかないようにする。 針金を紙で巻く。 |
オウバイ | 6月 | 1か月後 | 老樹は折れやすいので、若木の時だけ。 |
ヒメリンゴ | 6月中旬 | 8~9月ごろ | 成長が早いため食い込まないようにする。 |
カリン | 6~7月 | 秋ごろ | 硬くもろいため、若木や新梢のみにゆるくかける。 |
ザクロ | 6~7月 | 秋の落葉後 | 幹がねじれるので、ねじれに沿って曲げる。 |
ウメモドキ | 梅雨ごろ | 2~3か月後 | 枝が折れやすいため、新梢のみにかける。 |
ベニシタン | 6月 | 9月ごろ | 枝が折れやすいため、若木のうちに行う。 |
盆栽の針金は木に優しいかけ外しが大事!時期がしたらすぐ始めよう!
盆栽は非常に繊細です。針金のかけ外しについては以下のようになります。
針金かけ
針金をかける順番は基本的に下から幹⇒大枝⇒中枝⇒小枝と太い部分から細い部分へと巻いていきます。
針金は重ならないように平行に巻きます。
また巻く幅と間隔は等間隔になるようにします。
針金の効果を発揮させるためには、しっかり固定することが重要です。
最初は難しいと思いますが、丁寧に巻くことで効果が十分に発揮されるはずです。
針金外し
針金の外し方はかけたときの逆の順番で、小枝⇒中枝⇒大枝⇒幹の順番に外します。
針金切りを使って細かく切断していきます。
注意点は針金が一度食い込んでしまうと傷がついてしまうだけでなく、異常な肥大部分が出来てしまい、なかなか元に戻すことができなくなります。
日頃からよく観察しておくことが必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お世話次第で出来栄えが大きく変わる盆栽ですので、日頃から丁寧に手入れをしてあげることが大切です。