亡くなられた方の冥福を祈り行うのが、法事・法要です。
どのような服装で参列していいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
やはり一番は喪服を用意するのがいいと思います。
しかし、あまり着る機会も少ない喪服をわざわざ揃えるのは…と思う方も中にはいるでしょう。
そこで、気軽に行けるお店で買う場合のポイントをいくつかお伝えします。
仕事用としても使える!法事に最適なコートは?
冬の法事はやはり寒いためコートが必要になってくるのではないでしょうか。
しかしその時しか着ないコートを用意するのも気が引けますようね。
どのようなものなら許されるのか確認していきましょう。
まずは色、基本的には黒が理想です。
普段から黒色のコートを使う方は購入を考えてもいいかもしれません。
しかし着ないかな、とい方は他の色を用意しましょう。
できるだけ黒に近い色、濃いめの色のものを選びましょう。
紺や濃灰、こげ茶あたりが無難だと思います。
逆に避けるべき色は華やかな色のイメージがある、白や原色、パステルカラーです。
法事・法要に着て行ってしまうと常識がないと思われてしまうかもしれません。
次に注目するのが形や素材です。
できるだけシンプルな形のものにしましょう。
仕事でも着られる形を考えたら、ステンカラーコートやトレンチコート、あるいはチェスターコートがいいでしょう。
光沢感、柄のないものにしましょう。
ダウンコートなどのカジュアルなものは出来る限り避けたいところです。
最も注意しなければならないのが、ファーやムートンです。
殺生を連想させるため必ず避けましょう。
上記のポイントを押さえば、ユニクロなど気軽に行けるお店でも購入することができるのではないでしょうか。
絶対に失礼にならないように!一周忌の服装の基本
故人が亡くなってから1年経って行われるのが一周忌です。
一周忌の服装については、遺族は喪服、参列者は略式礼服、または地味な服装がよいと言われています。
なので、基本的には葬儀に参列した際と同じで問題ありません。
念のため、今一度ここで確認をしておきましょう。
男性の場合は、黒やネイビー、ダークグレーといった地味な色のスーツを着用しましょう。
白いシャツに黒の落ち着いたネクタイをし、黒、ネイビー、茶などといった落ち着いた色合いの靴下、靴を履くようにしましょう。
アクセサリーの着用はNGです。
時計もできるだけ外し、ネクタイピンもつけないのが無難でしょう。
結婚指輪は身に着けていても問題ありません。
女性の場合も色合いは男性とほぼ同じです。
黒、ダークグレーといった地味な色のアンサンブルやワンピース、スーツを着用しましょう。
ストッキングは黒の薄手のものを選び、黒、グレーなどといった落ち着いた色の靴を履きましょう。
つま先やかかとがでる靴はNGです。
アクセサリーはパールのものにしましょう。
男性同様、結婚指輪は問題ありません。
まとめ
法事・法要は大切な儀式です。
なのでマナーには十分に気を付けなければなりません。
喪服を着用するのが一番かとは思いますが、色や形をしっかり押さえていれば、近場のお店でも揃えることができます。
急に必要になってしまった時に便利ではないでしょうか。
服装は人柄が出る部分でもあります。マナーに沿った服装を心がけましょう。