犬を飼ったときの楽しみと言えば散歩ですよね。
でも、犬にも人間と同じように性格があるので、散歩が大好きな犬もいれば苦手な犬もいるのです。
ですが、ただのわがままで嫌がっているわけではないです。
散歩が苦手な犬でも理由を知って対策を考えれば克服することができます。
今回は犬が散歩で歩かないときの原因と対策をご紹介していきます。
犬が散歩で歩かない理由とは?わがままだけじゃない訳があった!
犬にとって散歩は運動不足解消や情報収集、ストレス発散となる重要な日課です。
その日課を嫌がって歩かないということは何か理由があるはずです。
まずは成犬になるまでの子犬の場合です。
初めての散歩は車や人、自転車や地面の感触など家の中の環境とはまったく異なるため、恐怖心をもつことがあります。
それなのに無理にリードを強く引っ張ったりすると犬にとって嫌な思い出となってしまい、楽しいはずの散歩に対して悪い印象をもってしまうこともあります。
これの対策として、最初は外のにおいや音に少しずつ慣らしていき、恐怖心を取り除いてあげます。
はじめのうちは車や人通りが少ない場所を選んであげ、歩かなくてもOKです。
それでもびくびくとしていたり動けなくなっているようであれば、カートに入れて散歩させてあげたり、抱っこしたりして、少しずつ外の刺激に慣らしていき、外が怖くないということを学ばせてあげてください。
ただ、注意することとして、カートに入れたり抱っこして歩くのが癖になると歩かなくなる子もいるので、頻繁にするのはよくないです。
外に慣れるまでの間、最初だけです。
子犬よりも大きくなった犬で歩かない場合は、散歩に嫌な経験がある、犬が自分で散歩ルートを決めたがっている、ケガや病気などの可能性があります。
散歩に嫌な経験がある場合は苦手なものを知ることからです。
歩いている人が怖いのか、ほかの犬が怖いのか、もしくは車の音が怖いのか。
何に怖がっているのか、性格も考えて知ってあげることが大切です。
散歩をするといいことがあるという印象を与えてあげることも効果的です。
散歩に慣れるまでは犬が帰らないようにこまめにおやつをあげたりすると良いです。
私の愛犬の場合、散歩から帰ったらおやつをあげたり、お風呂が苦手なのでお風呂のあとにおやつをあげることで、嫌々ながらも頑張ってくれています。
そのようにして苦手なことに対する印象を良い方向へもっていってあげるといいと思います。
ただし、あげすぎには注意しましょう。
犬自身がルートを決めたがっているというのは、私の経験にもありました。
好奇心が旺盛な犬はいつもと違う道を歩きたがることがあります。
そんなとき、急いでいなければ合わせてあげると良いでしょう。
犬にとって家以外の環境は新鮮でとても楽しみにしている時間なのです。
一番怖いのは、ケガや病気のサインかもしれないことです。
歩かないのをわがままだと思って無理に歩かせたり叱ったりしているとケガや病気を助長してしまったりすることもあります
犬は言葉をしゃべることができません。
なので歩くスピード、動き方やいつもと違う雰囲気など、しっかり把握してあげてください。
犬は散歩が好き!歩かない理由は散歩の時間が足りないかも!
散歩の時間はだいたいの感覚で行っている人が多いですが、犬の種類や大きさによって適切な時間や回数は異なるのです。
小型犬は1日1回、20~30分程度が良いです。
チワワなどの超小型犬はもともと骨が細い骨格なので長時間の散歩は負荷がかかり良くありません。
また、反対にジャックラッセルテリアなどであれば運動量は多い方が良いので、小型犬で分けずに犬種で調べたり、同じ犬種を飼っている人の話を聞いたりブログを見たりすると良いですね。
中型犬は1日2回、30~40分程度の散歩で、歩くだけではなく、時々思いっきり走ったりするのも良いです。
大型犬は1日2回、60分程度が良く、体が重く過度な運動は負担がかかりやすいため控えましょう。
走るのではなく、時間をかけてゆっくり歩いてあげましょう。
散歩の時間が短くてすぐ終わると、ストレス解消にならず、楽しくないイベントになってしまい、行きたがらなくなることもあります。
上記を目安にして、散歩の時間を考えてみてください。
また、いつものルートでは物足りず、もっと長いルートを歩きたいためにいつもの道を歩かないこともあります。
上の項目で紹介したように、犬が自分でルートを決めたがっていることもあるので動きだす方向を探してみてください。
まとめ
犬が散歩で歩かない理由をご紹介しました。
犬によって様々な理由があります。
ただのわがままと思わず、原因を探してあげて、一緒に散歩を楽しんであげてください。
ご主人が楽しそうにしていると犬はきっと楽しいはずです。
ちなみにですが、私の愛犬は家が見えていると帰ろうとするため、家の見えないところまで抱っこし、そこから家に帰る方向に歩かせてあげるとしっかり歩いてくれるので、おすすめです。
どうしても歩かないときには、体調の良いことを確認してぜひやってみてください。
それではここまで読んでくださってありがとうございました。