突然の訃報や定期的な法要等にお線香を贈ることは、とてもポピュラーなことです。
但し、先方の信じる宗教が仏教の場合のみです。
神教やキリスト教の場合、お線香は使用しないので、かえって失礼になります。
また、贈り方にも作法(地域によっても風習が違う場合もあります。)があるので仏具屋さんや百貨店の贈答品コーナーで確認しましょう。
包装紙のつつみ方は、仏事(左から開く)用で、心のこもったお悔やみの手紙も添えましょう。
お線香を御霊前で贈りたい!正しい選び方や注意したいこととは?
お線香を御霊前としてお贈りするのは、お通夜や葬儀当日から四十九日(満中陰志)の法要までです。
突然の訃報に触れ、いち早く弔問に伺いたいのに…
どうしても都合がつかない!どうしようもない時ってありますよね。
このような時は、お悔やみの気持ちとともにお線香をお送りしましょう。
もともとお線香の煙は仏様の食事(香食:こうじき)といわれていて、
成仏される四十九日までは、毎日お線香を焚きます。
また、御霊前としてお贈りする場合はご香典代わりとなるので、5,000円~10,000円の高級線香を選ぶと良いでしょう。
亡くなられた方やご遺族の方との関係にもよりますが、御霊前のお供えの場合はなるべくご持参されることが礼儀だと思います。
お線香の正しい選び方とは?ご仏前に贈りたいときに気をつけること
お線香をご仏前としてお贈りする場合は、忌明け後の法要等になります。
こちらも、亡くなられた方やご遺族の方との関係によります。
持参されるほどでないようなら、2千円~3千円程度のご進物用のお線香で良いと思います。
お贈りするご家庭やご遺族の状況に合わせて、煙の少ないものやアロマ系の香りのもの等もありますし、長さも長寸と短寸の2種類があります。
あくまで先方の事を考えて、先方に想いが伝わるように選びましましょう。
購入時にお願いすると、お悔やみ分を一緒に贈っていただけます。
先方がお礼をし易いように、連絡のつきやすい電話番号と住所ははっきりとわかるようにしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
お線香を贈るという事は、亡くなられた方への哀悼とご遺族に対するお悔やみの気持ちをあらわすことです。
充分に注意してください!
冠婚葬祭の作法は、全国共通のものと地域によって少し違うこともあります。
せっかくの志が失礼にならないように、仏具専門店や百貨店等でプロの方に相談することをお勧めします。