夫婦喧嘩はどこの家庭でもありますよね。
しかし、無視や暴言の投げ合いという夫婦喧嘩のスタイルが近年目立ってきています。
喧嘩で相手を無視するといったことは昔からあったのでしょうか?
男尊女卑が当たり前であった時代ではそれほど多くはなかったはずです。
片方が我慢し相手を立てる、もしくは聞き入れてもらえないために諦めるといったことで長く続くような喧嘩がなかったのかもしれません。
こういった時代の背景もあるでしょうが、無視をされるというのは非常に悲しいことですし、疲れます!
いつまで続くのだろう、終わらないのだろうか、と考えると行きつく先は離婚しかない?
本当に離婚する以外の解決方法はないのでしょうか?
夫婦喧嘩で無視する理由とは?離婚を切り出す前にできること!
なぜ夫婦喧嘩になるのか、理由はいろいろあるでしょう。
しかし、どんな理由であろうと相手が家族であることを認めているから喧嘩になるのです。
「自分の話を聞いてくれない、理解してくれない、だから許せない」
これは相手に対する甘えでもありますよね?
他人なら我慢できることが家族だから我慢できない、家族だからこそ簡単に怒りにつながるのです。
「言っても無駄だから話すのを諦める」
「とても怒っているから話をする気分になれない」
こういった理由から相手を無視するという喧嘩のスタイルになってしまうのです。
また、逆に無視される側にも理由はあるのではないでしょうか?
疲れていても、相手の話に耳を傾ける時間は本当にありませんか?
話の内容が間違っていると感じても、その思いをちゃんと相手に伝えることを怠っていませんか?
昔から喧嘩両成敗といいますが、喧嘩の原因が片側にしかないということは基本的にあり得ません。
離婚を切り出す前に、相手に対して「話をしてくれる気持ちになるまで待っているよ」と伝えることが必要です。
夫婦喧嘩は自分たちだけの問題じゃない!無視は子供にも影響がある!
夫婦喧嘩による子供の脳への影響は近年問題視されています。
影響があるのは暴力や暴言だけではありません。
家族というのは子供が最初に関わる社会です。
その社会で親の喧嘩を身近にすることでどのような影響が出ると思いますか?
喧嘩の原因を自分のせいだと思う子供が多くいます。
また、喧嘩を止めることができないのが自分のせいだと感じてしまうこともあります。
こうした子供の脳には想像以上のダメージを与えています。
親のしていることは間違っていないと思っている子供は、他人に対して同様の行動をとるようになります。
人を傷つることや、いじめなども悪いことではないと思い込んでしまうのです。
いずれの場合も社会への適応能力を妨げていることに違いはないでしょう。
結婚しない人が増えています。
自立して生活していけるから、という理由の方も大勢います。
ですが、親の喧嘩が元で結婚というものに対する不信感が育ち、家庭を持つことに踏み出せなくなってしまう場合が多くあります。
まとめ
夫婦喧嘩について、また子供への影響についてご説明しました。
無視する方もされる方も、パートナーに対して思いやりの心を向けてみませんか?
「相手の立場に立って」と子供に教育してきましたが、それは自分達にもあてはまることです。
喧嘩することで仲が良くなる場合もありますが、冷ややかな喧嘩は何も生みません。
自分の気持ちをどう相手に伝えるか、相手の気持ちをどこまで考えてあげられるかが必要なのではないでしょうか。