パソコンが普及した現代ですが、あえて味のある文字を書きたいために万年筆を使ってみようと思う方もいるのではないでしょうか。
しかし普段使わないとトラブルが起こることもあります。
この記事では万年筆のインクが出ない時の原因や対処法などについてまとめてみました。
万年筆からインクが出ないのは浸透してないのが大半の原因!
新品の万年筆やカートリッジをセットしたにもかかわらず、インクが出ないということがあります。
その原因は万年筆のペン先にインクが浸透していないからです。
万年筆の構造を考えてみると分かります。
万年筆内部のインクカートリッジから毛細管現象でペン先にインクが送られます。
インクカートリッジからペン先までは距離があるため、多少時間がかかります。
そのため新品の万年筆はすぐにはインクが出ないのです。
メーカーにもよって異なりますが、インクカートリッジをセットしてから10~15分ほど経つと、ペン先までインクが送られます。
少し時間を置けば、問題なく使うことができます。
あまりに万年筆で書けないならインクを入れ替えてみよう!
インクの種類によっては、流れやすいインクや乾燥しやすいインクなど様々あります。
あまりにも万年筆が書けないようであれば、流れやすいインクを選んでみるのもいいでしょう。
他にもインクが出ない時の対処法を紹介します。
万年筆が出ないトラブルで起こりやすいのがインクの詰まりです。
新品ではあまり考えられませんが、長期間使っていないと万年筆の内部でインクが固まり詰まってしまいます。
その確認方法はインクを入れた万年筆のペン先をティッシュペーパーに触れさせてみます。
ティッシュペーパーにインクが付けばインクが流れている証拠です。
その場合は万年筆の内部自体やペン先に問題がある可能性があるため、メーカーに修理を依頼するといいでしょう。
ティッシュペーパーにインクが付かない場合はインクが詰まっているということになります。
その場合は万年筆の洗浄をしましょう。
万年筆のインクはほとんどが水性のため、水に浸けておけば洗い流すことができます。
コップのような容器に水を入れ、万年筆ごと浸けておけばいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段使い慣れていない物を手にすると、思わぬトラブルが生じますが、必ず対処法があるはずです。
慌てずに落ち着いて対処しましょう。