不登校ってどうしてなるの?学校に行けない理由の統計が知りたい!

不登校は年々増加しています。

不登校児童生徒の人数としてのピークは2010年となっています。

それ以降で緩やかになっているわけではなく、少子化という児童生徒自体の人数の減少により増加が緩やかに見えるものとなっています。

不登校の原因には様々なものがあり、理由も単一なものではなく、複合してまた別の要因となっていくということが増えています。

学校に行けなくなるほどに追い詰められている子供たちに、学校や家族はどう対処できるのでしょう?

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不登校の原因を統計で解説!文部科学省が調査したデータとは?

不登校の原因は、学校や家庭、その他色々なものがあります。

なかでも、学校という社会の中で、どんな問題が起きているのでしょうか?

文部科学省が調査したデータを見てみましょう。

平成29年度での調査結果ですが、学年ごとの不登校の人数を比べてみます。

小1  1692人      中1  27992人      高1  12967人
小2  2714人      中2  39507人      高2  11611人
小3  4437人      中3  41500人      高3  8113人
小4  6272人
小5  9023人
小6  10894人

次は原因別の人数を見てみましょう。

小学生    中学生    高校生
いじめ      256人    467人     188人
友人関係    6621人   30759人    8430人
教師との関係  1496人    2431人     527人

他にもありますが、対人関係に悩む子供たちが多いことがわかります。

学校生活   13803人   72355人    32487人
44.4%    70.1%    65.44%
家庭環境    18942人   33674人    7768人
54.1% 30.8% 15.6%

文部科学省の統計では、年齢が低いほど家庭に原因がある場合が多いと出ています。

不登校は年々増加傾向にある!様々な原因と理由を調査してみた!

不登校は年々増加傾向にあります。

理由も様々で、特定のものがあるとは限りません。

文部科学省は、「不登校の定義とタイプ分け」と、不登校を7つのタイプに分類しています。

1.学校生活上の影響

いやがらせをする子どもの存在や、教職員との人間関係等、明らかにそれと理解できる学校生活上の影響から登校しない(できない)型。

2.あそび・非行

遊ぶための非行グループに入ったりして登校しない型。

3.無気力

無気力でなんとなく登校しない。

登校しないことへの罪悪感が少なく、迎えにいったり強く催促したりすると登校するが、長続きしない型。

4.不安など情緒的混乱

登校の意思はあるが体の不調を訴え登校できない、漠然とした不安を訴え登校しない等、不安を中心とした情緒的な混乱によって登校しない(できない)型。

(1)分離不安によるもの
(2)息切れによるもの
(3)甘やかされによるもの
(4)生活基盤の不安定によるもの

5.意図的な拒否

学校に行く意義を認めず、自分の好きな方向を選んで登校しない型。

6.複合

不登校状態が継続している理由が複合していて、いずれが主であるかを決めがたい型。

7.その他

まとめ

ワイドショーなど、ネットによる情報の流出が増えたことにより、事実がねじ曲がったものや一人歩きしているものも増えています。

色々な理由はありますが、小さな出来事が解決できないために複数の理由へと発展していったというケースが多くなっています。

子供たちが信頼できる場所・相談できる場所を確保することは難しいのでしょうか?

少子化で大多数が大人であるのですから、もっとできることがあるのではと考えます。

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