皆さんの周りに、子供が不登校で悩んでる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
子供の不登校問題は、ニュースで見るたびに心が痛みます。
あまり多くないと考えがちですが、実は小学生と中学生の不登校の子供は、合わせて10万人を軽く超えています。
実際はもっと多いかもしれません。
親の知らないところでいじめ?体調が悪くて行けない?それとも自分がしつけに失敗したのだろうか?親としてはいろいろ考えてしまいますよね。
どうして子供たちは不登校になってしまうのでしょうか。
年々増え続ける児童の不登校!小学生が学校にいけない原因とは?
文部科学省では不登校の生徒について「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるため年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定めています。
不登校児は年々増え続け、2017年度の文部科学省の発表では5年連続過去最多を更新しています。
少子化が進んでいるのに不登校児は増えているという、なんとも無視のできない結果です。
では小学生が学校に行けなくなってしまう原因は何なのでしょうか。
いじめで行けなくなることが不登校の原因であると考えられがちですが、実はいじめでの不登校はほんの一握り。
大体は、環境の変化や成長過程でおこる心の変化であるようです。
低学年の子供の場合、幼稚園や保育園から小学校にかわり、寂しさや不安、初めての勉強がわからないなど、順応するまでに時間がかかることによる登校拒否が多いです。
学年が上がるにつれ人間関係にも変化があらわれますが、中学年では自我がはっきりし始め友達とうまくいかない、勉強が難しくなり対応できないなどの問題も出てきます。
高学年になれば思春期に突入するので、親や先生に対する反抗期、男女関係を意識してしまうことなど、大人への第一歩を踏み出した子供の悩みが関係してくるのです。
不登校の理由は母親にある?精神的に未熟なことが原因かも
低学年の子が親と離れて不安なように、お母さんたちも「子離れ」できているでしょうか。
かわいい我が子が苦しんでいたら手元に大事に守ってあげたいのが親心ですよね。
学校なんてつらい場所、と親が擁護してしまうと、それが子供に伝わり、子供も「いなくていいつらい場所」、と思ってしまう場合もあります。
また逆に、「学校は絶対に行かなければならない場所、なんで当たり前のことができないの?」と激しく怒ってしまうのも不登校を長引かせる原因になってしまいます。
小学生でもまだ生まれて数年、精神も発達途中でこれからどんどんいろんなことを周りから学ぶ機会があります。
心配のし過ぎは子供の自由を奪ってしまうものです。
子供の不安な気持ちをまずは受け止め、一緒に悩んであげてください(いじめの不登校の場合はもちろん別です)。
まとめ
小学生はまだまだいろんなことを吸収して大きくなっていっている途中です。
最近ではゲームやSNSにはまる子も多いので、親子の会話も少なくなっているのではないでしょうか。
大好きな子供たちが苦しんで学校にいけないとなると本当に心配になりますが、決してお母さんのしつけが悪かったわけではありません。
そこは自分を責めないであげてくださいね。
あまり考えすぎず、大好きだという気持ちを不安に思っている子供たちに伝え、そして一緒に悩んで話を聞いて向き合ってあげてください。
親の真剣な気持ちはきっと子供たちにも伝わります。